今月の雑談(2004年11月)
さて、紅葉の美しさもあと少しとなってまいりました。
サイトの内容から考えると、「紅葉の尾白川渓谷に行ってきました!」という報告をしたいところなのですが、週末の予定がなんともやりくりできず、今年は見送ることになりそうです。
でも、鬱屈した気分でいるわけではありません。楽しみ方を勉強するため(?)にいくつか行ってみました。(好きで行っているだけですね)
まず、一つ目の話題は、「六角堂」のお祭りです。
このお祭りは新しい自宅の近くのお祭りなので、歩いて行ってきました。南アルプス市に沢登という地区がありまして(隣の地区です)、そこで毎年10月13日にお祭りが行われているようです。
南アルプス市のHPによりますと、
「切子」とは、ごく薄い美濃紙を5枚から10枚ほど重ねて、手作りの切り出しやつきのみという刃物を使い、図柄や紋様などを切り透かしていくまことに精緻な美しいもので、光に透くところから別に「おすかし」ともいわれている。
「切子」は今から三百数十年前の寛文年間には、既に村人たちが時の代官に献上したと伝えられている。それから10月13日の六角堂祭典には、地区の若者によって一人一枚必ず切り紙を奉納する習わしになった。
ということのようです。
こういったことに興味があるのはもちろんですが、上の写真のように、子供たちが集まって切子細工に接しているという光景が良いですよね。技巧を極めることも必要ですが、地区に根ざして受け継がれていることは見ていても羨ましく思ってしまいます。(反面、自分は何を受け継いでいるのだろうかと悩んでしまいます)
次にご紹介するのは、「まち歩きツアー」です。今回は、小笠原宿のにぎわいをたどるツアーです。
このツアーは「NPOつなぐ」と南アルプス市で共催する形で行われています。NPOを主催されている山本氏には、山梨県の地域情報誌・ランデブー」(発行は勤務先のコミヤマ工業です)の編集をお願いしているご縁がありまして、私もまち歩きの楽しみ方を勉強しなければ!ということで、一般参加者として参加してきました。
しかし、凄い人数です。100名近くの方が参加されたようで、こういった「まち歩き」の趣味を持つ方がこんなに多いものかと驚いてしまいます。
小笠原地区のお寺や神社だけではなく、地域の発展の中にある商店などの紹介、地元に根ざしたお医者様の話、陰陽師関係の話など、さまざまな事柄をつなげて見せていただきました。歩いた時間は3時間半くらいです。
私はご存じの通り白州町出身ですので、南アルプス市小笠原という地区のことはまったく知らないので、何もかもが新鮮です。割合、この地域が商業発展の中心地であったことや地縁の強いところであると言うこともあってか、さまざまな資料がありました。
中でも感動したのが、「小笠原繁盛記」などのビデオを見せていただいたことです。当時のフィルムが良好な状態で残されていたということで、昭和30年代の小笠原地区の様子がよく分かるものでした。
所有されている方などのご好意で拝見できたものもあると思いますので、ここで細かく紹介することは出来ませんが、地域に眠る史料や近代化遺産など、どこへ行っても奥が深いものだと感銘を受けてしまいます。
まち歩きツアーはいくつか計画されているようです。旧白根町、市川大門町などがすでに募集中ですが、さすが山本編集長、すでにかなりの回数のツアーを実施されているだけあって、あっという間にツアーが終わってしまいます。ぜひ、お申込みを!
個人的には、どうしてもよりどころを求めてしまうのですが、やはり「人」と「事実」は重要だと言うことを痛感させられるツアーでした。地域の方々が協力してくださり、生きた事実を伝えていく。なかなか出来ないことなのかもしれません。
ツアーの参加者の方の年齢はさまざまでしたが、ちょっとご年配(失礼)の方のそばでお話を盗み聞きしていると、当時を知っているような感じの会話でした。幼年期の記憶を蘇らせるような、そんなツアーだった方も結構いるようでした。
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